玄関収納の依頼~高齢者リフォーム編 [介護リフォーム雑記帖]
っまいど、おおきに!歓迎光臨(いらっしゃいませ)、まつもっくりです!
つい先日4月に入ったと思ったら、あっという間にもうゴールデンウィーク。
この4月は雨が多い天候不順な一月でした。まさに「穀雨(こくう)」となりましたネ。
5月に入れば、いよいよ「立夏(りっか)」。もう初夏ですね!
さて、今回の記事は、玄関収納の依頼です。
↑↑↑下駄箱を撤去したあと、そのまま放ったらかしのままの玄関。ブリキのトタン波板がむき出しになってます。左に見えるのが、自動昇降機の椅子です。
先月3/27土の親子木工体験のあと、ある上品な奥様がシニアカー(歩行が不自由な方用のゆっくりと進むバイク)に乗って現われました。
やや困惑気味に「うちの玄関収納を作ってもらえないかしら・・・。」との事。
どうされたのか伺うと、先日自宅の階段に自動昇降機を取り付けてもらったところ、
その昇降機が既存の下駄箱に当たってしまうという事で、業者の方が下駄箱を撤去してしまったそうです。
↑↑↑玄関収納の外枠。巾85㎝×高さ94㎝×奥41㎝あります。
下駄箱を撤去したまではよかったのですが、その業者の方が言うに、現状復旧するのに「消防法」に引っかかるので、
下手に工事する訳にいかないという理由で、結局放ったらかしで帰ってしまったそう。
こんな事が実際にあるんですねえ。ホントに驚きました。信じられません!!!
↑↑↑こちらが玄関収納の扉です。2枚の観音開きです。
早速現地へ赴き、その場で玄関収納のスケッチ画を描いて、採寸を行いました。後日おおよその見積もり金額を出すと、すぐにOKが出ましたので、急ぎ制作にかかりました。
↑↑↑塗装が完了。現場の色に合わせるために、濃いめの茶色にさらに黒を混ぜて濃くしました。
その女性がおっしゃるには、「場所が玄関だけに、少しでも速く取り付けてほしい」との事でした。
それはそうでしょう。誰だってあんなままで玄関を放っとかれたらイヤですよネ!
↑↑↑玄関収納が完成しました。高さを3段階に調整できる可動棚を2枚取り付けました。靴以外にも色んな大きさの物が収納できるように考慮してます。
↑↑↑今回、現場取り付けをお願いしたのは、われらが「橘昇工藝(たちしょうこうげい)」代表の大道氏です。頼りになる大きな背中。槍鉋(やりがんな)の達人でもあります。
大道さんに玄関収納の据え付けを行って頂くことで、現場での細部の取り合いをスッキリと納めていただく事が出来ました。ありがとうございます!
↑↑↑そして見事、復旧完了!!! これなら自動昇降機も玄関収納に当たらず、お悩み解消です。濃いめの塗装の色も周囲に合って落ち着いた感じに仕上がってます。
元のように戻ったかどうかはわかりませんが、玄関スッキリ、収納も確保できました。
↑↑↑玄関収納の扉開放状況。2枚の中棚でたっぷりと収納することが出来ますネ。
↑↑↑玄関収納の下部の細長い板は、幕板です。黒いタイルとの境に下地の材木が丸見えだったので、幕板を取り付けることで、「アラ隠し」とタイルの「見切り」を兼ねています。
大道さんとコラボレーションさせていただく事で、上記のような目に見えない部分もスッキリと納める術(すべ)を学びました。感謝感激です。
↑↑↑無事工事完了し、ご満悦のMさん。御年なんと88歳!!!現場たたき上げの職人さんです。
奥様にもとても喜んでいただき、玄関収納の上には、きれいな鉢植えが置かれました。お気に入りの空間になっていただければこちらとしても望外の喜びです。
まつもっくりは、今年から木工を通して知り合った方々と「安心ひがしなリフォーム隊」を結成しました。
おもに東成区に住むお年寄りや障害者の方々の住まいの悩みを解決していこう!との趣旨に賛同していただいた方々にご参加いただき、今回の記事のようなリフォーム工事を行う所存です。
まだまだ駆け出しではありますが、少しでもわがまち東成区のために力を集めよう!と尽力しているグループです。
いい加減な工事や悪徳リフォームが横行しているやに聞く昨今、我々のような真面目なリフォーム団体もあるという事をどうぞご理解下さい。
長くなりましたが、記念すべき「安心ひがしなリフォーム隊第1号工事」としてご報告させていただきました。
以上、まつもっくりでした~!!!
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